2019年1月5日(現地時間)から開催されている「サッカーアジアカップ2019UAE大会」。
残す所2月1日の決勝戦のみとなりました。

危ういながら、なんとか決勝まで勝ち上がってきた我らが日本代表。

そして森保ジャパンと決勝戦で相見えるのは、2022年W杯開催国にも選ばれているカタール代表

日本代表対カタール代表との決勝戦となりました。

日本代表・カタール代表、両国の過去の対戦成績は2勝4分2敗(10得点10失点)とまったくの互角となっています。

決勝の対戦相手がカタール代表と聞いて、「帰化」というワードを連想してしまいました。
なぜかというと、過去にカタール代表はブラジルやウルグアイなどの国籍の選手を帰化させることで強化を図ってきたという歴史があるんです。

そのことで何度も話題になりました。

今大会のカタール代表メンバーの中に帰化選手はどのくらいいるんでしょうか?

カタール代表の帰化選手について解説します。

カタール代表の過去の帰化選手

セバスティアン・ソリア

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ウルグアイ出身のストライカー。
「カタールの帰化選手」と聞いて、この選手を真っ先に出てきますね。

セバスティアンは2004年に21歳の若さでウルグアイからカタールへ移籍。
2006年にカタールに帰化。

イタリアやスペインのクラブからも注目を浴びていましたが、カタール国内のクラブにとどまりプレーを続けました。

長年、カタール代表のストライカーとして活躍し、今では代表の最多出場記録(123試合)と最多得点記録(40得点)保持者。

2006年のドーハでのアジア大会では4得点を記録し優勝に貢献しました、
アジアカップにも2度出場(2007,11年大会)し、ともに日本代表から1ゴール挙げています。

アイウトン・ゴンサウヴェス・ダ・シウヴァ

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アイウトンといえば、ブンデスリーガで2003-04シーズンに得点王に輝いたストライカー。
ブンデスリーガで通算100得点以上を記録した3人しかいない外国人の一人。
日本ではあまり知られていませんがブンデスリーガのレジェンドです。
(ブンデスリーガで大活躍しているにもかかわらず、ブラジル代表歴がなかったのはアイウトンとジョバンニ・エルバーでした)

また筆者が、直接見たことのある感慨深い人物です。

アイウトンはカタールリーグでのプレー経験はなく、カタールにルーツがある訳でもありませんでした。

2006年にカタールはブラジル代表歴のないアイウトンにカタール国籍を与え、カタール代表にしようとしたところ、FIFAは新たなルールを作りました。

「代表歴のない国籍変更者および国籍追加者であっても、変更あるいは追加する国に2年間以上の居住歴がない者は、変更あるいは追加した国籍の代表にはなれない」

上記のルールを作るきっかけになりました。

エメルソン

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日本人にもお馴染みのエメルソン。
ブラジル人選手の彼は10代で来日、Jリーグのコンサドーレ札幌・川崎フロンターレ、浦和レッズでプレー。
圧巻の得点力で2004年には浦和レッズで得点王も獲得しました。
Jリーグ史上でも最強外国人助っ人の一人と言われています。

その後カタールに渡りプレー。

2006年に当時アル・サッドでプレーしていたエメルソンにカタール国籍を与え、代表へ招集。

しかしエメルソンにはU-20ブラジル代表としてワールドユースの南米予選に出場した過去があり、カタール代表でプレーする資格がないことが発覚。

カタール代表として数試合に出場しましたが、結局カタール代表として試合に出ることができませんでした。

ちなみに40歳になるまでプレーし2018年に現役を引退したそうです。

デデ(レオナルド・デ・ソウザ・サントス)

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「ロベルト・カルロスの後継者」の候補に挙げられた元ブラジル代表の左サイドバック。

ロシツキーやコラーなど、2000年代のドルトムントを象徴する選手の一人で左SB(サイドバック)としてブンデスリーガ322試合に出場。
13シーズンの在籍で、12ゴール45アシストを記録したブンデスリーガのレジェンド的存在の選手。

デデはカタール国籍ではなく(却下されたから?)、ドイツ国籍を取得。

当時カタール代表の指揮官を務めたフィリップ・トルシエが帰化選手(アイウトン、デデ、デデの弟であるレアンドロ)を代表へ招こうとしたがFIFAが却下。
この一件はルールが見直されるきっかけにもなりました。

アジアカップ2019に出場する帰化選手

カタール

今大会のカタール代表選手の海外にルーツを持つのは4選手。

選手名
カリム・ブディアフ フランス出身。ルーツはアルジェリア&モロッコ。
ブーアッラーム・フーヒー アルジェリア出身
アルモエズ・アリ スーダン出身。幼少期に家族とカタールへ移住。
アフィーフ 父はタンザニア、母はイエメン出身。
彼自身はカタール生まれ。

帰化選手はブディアフとフーヒーの2選手のみ。

アルモエズ・アリは幼少期、アフィーフは生まれがカタールということで、今までのカタールのようなあからさまな「帰化選手」ではありません。

帰化選手による強化の理由はカタールの人口の少なさと言われています。

カタールの人口は271万人(2018年)。
しかしそのほとんどが外国人労働者でカタール人は25〜30万人しかいないと言われています。

人口が非常に少ないので、外国人選手を帰化させて強化を図ってきたと言われています。

サッカーだけでなく「ハンドボール」「陸上」「バスケットボール」も帰化選手が活躍しています。

まとめ

優勝トロフィー

近年カタールはまちがいなく強くなってきています。
帰化選手に頼らなくても!

イラン戦のような戦いができればいいですが、カタールの強力な攻撃は日本の本の少しの守備のほころびでもついてくることが予想されます。

日本代表が勝てばアジアカップで初の5度目の優勝、カタール代表が勝てば初優勝となります。

他にも初の選手&監督としてアジアカップ制覇(森保監督は92年大会、選手として優勝している)や初の7連勝優勝(日本はここまで6連勝)など初ものづくしとなっている決勝戦です。

あと1試合、勝利して日本に歓喜をもたらしてくれると信じています!!