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先日、J1からJ2への降格の予想勝ち点と降格のルールについて記事を書きました。

J1からJ2に降格するとスポンサー獲得などの財政面や有望選手の移籍、引き抜きなど負の側面が非常に強いです。
J1のクラブチームはなんとか降格を免れ、残留したいはず。

そこで肝になるのがJ1クラブライセンスを持たないJ2以下に所属するチームの存在。

J2で自動昇格となる2位以内に入ってもJ1ライセンスを持たない場合、J1へ上がることができません。
その場合降格圏内のJ1クラブチームが降格を免れる可能性があるんです。

詳しくはこの記事をご覧ください。

Jリーグ J1降格J 2昇格のルールとJ1の降格勝ち点の予想

で、今回はJ1クラブライセンスとは?
J1ライセンスの取得条件ってどんな項目があるのか?
J1クラブライセンスを持たないJリーグチームは?

などを紹介していきたいと思います。

J1クラブライセンスとは?

ライセンス

「クラブライセンス制度」はドイツサッカー連盟(ドイツサッカー協会)が毎年全クラブのリーグ戦への参加資格をチェックするための基準として導入したのが始まりであり、これを元に欧州サッカー連盟 (UEFA)がUEFAチャンピオンズリーグへの参加資格として2004-05シーズンにおいて導入したのを端緒としている。

Jリーグでは、2011年2月25日のキックオフカンファレンスの中で大東和美Jリーグチェアマン(当時)が「Jクラブのクオリティーを高めるためには絶好の機会だと考えて、この制度を確実に実行していきます」と明言しており[7]、Jリーグ参入条件としてクラブライセンス制度を活用する意向を表明している。また2011年12月19日のJリーグ理事会で試合方式が正式に決定したJ1昇格プレーオフ(2012年のポストシーズンから導入)では、参加条件として「J1ライセンスが付与されていること」が明記されている。

Wikipediaより

Jリーグでは5分野の審査基準項目があります。

  • 競技
  • 施設
  • 人事組織
  • 法務
  • 財務

これらの項目は以下の3種類の基準に区分されています。
A等級基準 – ライセンス交付のために無条件に必須とされる基準(44項目)
B等級基準 – 達成しなかった場合に処分が科せられた上でライセンスが交付される基準(3項目)
C等級基準 – 必須ではないが推奨される基準(9項目)

審査基準の主なものとしては以下のような項目があるそうです。

競技基準

アカデミーチーム(U-18 / U-15 / U-12 / U-10)を保有(クラブ直営または関連法人が運営)していること(A等級)
女子チームを保有していること(C等級)

施設基準

スタジアムの入場可能人員がリーグの規定(J1は15,000人、J2は10,000人)を上回っていること(A等級)
スタジアムの観客数1,000名あたり、洋式トイレ5台以上、男性用小便器8台以上を備えていること(B等級)
トイレの数については、本来の規定数を充足していなくても、「収容人員数の60%」を実態の観客動員数と見なし、これを母数とした場合に基準を満たしていれば制裁の対象外とする、通称「トイレ60%ルール」が2013シーズン申請分(2014シーズンより適用)以降に運用されている
スタジアムに観客席の3分の1以上(B等級)または観客席すべて(C等級)を覆う屋根を備えること
クラブが年間を通じて使用できる天然芝もしくは人工芝のピッチ1面・屋内トレーニング施設・クラブハウス・メディカルルームがあること(A等級)
2015年度からJ1所属クラブの場合、専用もしくは優先的に使用できる天然芝のピッチ1面と、隣接するクラブハウスがあること(A等級)

人事体制・組織運営基準

指定された資格を持つ財務担当・運営担当・セキュリティ担当・広報担当・マーケティング担当を置くこと(A等級)

法務基準

同じ競技会に出場している他クラブの経営等への関与を行わないこと(A等級)
顧問弁護士を置くこと(C等級)

その他

財務基準

上記に挙げたこれらの細かい項目をクリアするとJ1クラブライセンス、およびJ2クラブライセンスを得ることができます。

J1クラブライセンスの取得条件

パスポート取得

以前記事に書いたJ2クラブライセンスが取得できずJ2へ昇格できなかったブラウブリッツ秋田の記事があります。

J2へ上がるためには10,000人収容のスタジアムが必要ですが、ブラウブリッツ秋田は5,000人収容のスタジアムしか所有しておらず、J2へ昇格することができませんでした。

そして2018年シーズンJ2で快進撃を続けるFC町田ゼルビア。
2017年シーズンJ3のブラウブリッツ秋田と同様に、一つ上のカテゴリーに上がるためのライセンスを持っていないのです。
(ブラウブリッツ秋田はJ2クラブライセンス、町田ゼルビアの場合はJ1クラブライセンス)

町田ゼルビアはどんなに好成績を残しても、来季もJ2で戦うことになっています。

次にJ1クラブライセンスを持つクラブチーム、持たないクラブチームの紹介をします。

J1クラブライセンスを取得したチーム

Jリーグ ロゴ

J1クラブライセンスを取得したのは以下の40クラブチーム。

  • コンサドーレ札幌
  • ベガルタ仙台
  • モンテディオ山形
  • 鹿島アントラーズ
  • 栃木SC
  • ザスパクサツ群馬
  • 浦和レッズ
  • 大宮アルディージャ
  • ジェフ千葉
  • 柏レイソルFC
  • FC東京
  • 東京ヴェルディ
  • 川崎フロンターレ
  • 横浜F.マリノス
  • 横浜FC
  • 湘南ベルマーレ
  • ヴァンフォーレ甲府
  • 松本山雅FC
  • アルビレックス新潟
  • カターレ富山
  • ツエーゲン金沢
  • 清水エスパルス
  • ジュビロ磐田
  • 名古屋グランパスエイト
  • FC岐阜
  • 京都サンガFC
  • ガンバ大阪
  • セレッソ大阪
  • ヴィッセル神戸
  • ファジアーノ岡山
  • サンフレッチェ広島
  • レノファ山口
  • 徳島ヴォルティス
  • 愛媛FC
  • アビスパ福岡
  • キラヴァンツ北九州
  • サガン鳥栖
  • V・ファーレン長崎
  • ロアッソ熊本
  • 大分トリニータ

J2クラブライセンスを取得したチーム

J2クラブライセンスを取得したのは7クラブチーム。

  • 水戸ホーリホック
  • FC町田ゼルビア
  • AC長野パルセイロ
  • ガイナーレ鳥取
  • カマタマーレ讃岐
  • 鹿児島ユナイテッドFC
  • FC琉球

J1クラブライセンスを取得していません。
つまりJ2で昇格につながる好成績を残してもJ1へ上がることができないんです。

J2クラブライセンス取得したチームでJ1の要件を満たしていない理由

芝生のグランド

7クラブがJ1クラブライセンスではなく、J2クラブライセンスとなったクラブの判定理由については以下の通り。

J1の1万5000人以上という入場可能数の条件を満たしていないクラブ

  • 水戸ホーリホック
  • FC町田ゼルビア
  • ガイナーレ鳥取
  • 鹿児島ユナイテッドFC
  • FC琉球

J1基準のトレーニング施設の未充足

  • FC町田ゼルビア
  • カマタマーレ讃岐
  • AC長野パルセイロ
  • ガイナーレ鳥取
  • 鹿児島ユナイテッドFC
  • FC琉球

J2クラブライセンス取得の条件は10,000人収容のスタジアムですが、J1クラブライセンス取得の条件は15,000人収容のスタジアム。

新規建設やスタジアム改修で観客席を増やすにはより多くの資金が必要になります。

スタジアム建設のためにクラブチームの経営が圧迫されかねません。
非常に大きな問題です。

まとめ

ゴールキーパー

このJクラブライセンス取得の有無でJ1、そしてJ2クラブチームの中で降格しない、残留できるチームも2018年は出てくるかもしれません。

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